お知らせ

11/17🎨【スタンプアート・プロジェクト】共生の大切さを学ぶ全校制作🖼️

2025年11月17日 15時30分

「スタンプアート・プロジェクト」を全校で実施しました。このプロジェクトは、障がいのある人もない人も、子供も大人も、みんなで一つのアート作品を創り上げることを通して、共生社会の大切さを肌で感じる貴重な学びの機会となります。

完成したアートは、全校児童の手形が彩る一つのモザイクアートとなります。

2時間目には、4年生が福祉学習の一環として、講話を聴いた後、スタンプアートに取り組みました。この学習では、障がいがある方々の日常生活での困難を体験しました。

特別支援学校の子供たちが学習に使っている「ビーズ落とし」の体験では、軍手をはめてビーズをペットボトルに入れることに挑戦しました。素手では簡単にできる作業も、軍手をはめた途端にビーズをこぼしたり、ボトルを倒してしまったりする子供たちが多く見られました。

体験した子供たちからは、「取りにくかった」「感覚がなかった」といった感想が聞かれ、わずかな環境の変化が大きな障壁となることを実感していました。

また、聴覚過敏を持つ子供たちの大変さを体験するため、イヤーマフを着けて過ごす体験も行いました。耳が痛くなるような雑音も、イヤーマフを装着することで落ち着いて聞くことができることを確認しました。

この体験学習を通して子供たちは、「みんなが一緒に、同じように生活できる社会」を目指すことの重要性を理解することができました。また、困っている人がいたら、「どうしたの?」と自然に声を掛けられる人になってほしい。そして、温かい心を持った社会を皆で一緒に作ってほしいと願っています。

3時間目には、4年生以外の全学年の子供たちが図工室でスタンプアートの制作に取り組みました。学年を越えて協力し、全員が心を込めて手形を押し、作品を完成させます。

子供たち一人ひとりの手形は、個性と多様性を認め合いながら、大きな一枚の絵を創り上げる共生の象徴となります。完成が楽しみですね。

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